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インフルエンザの予防のこと

[2025.10.16]

院長です。

インフルエンザの流行に関しては、直近2年の流行を振り返ると、立ち上がりは8月下旬で立ち下がりは3月下旬、注意報レベルは10月中旬から1月後半だったと思います。流行は都道府県や市町村でも異なるのであくまで感覚です。

予防について、そもそも「インフルエンザなんてただの風邪だ、予防なんてしなくていい」という考えもあり、間違ってはいないと思います。ただ、原理主義的・過激派な感じはします。

ややこしいことに、自分たちは人間という「社会性」をもった動物であって、自分以外のことも考えないといけません。子供が学校を1週間休んで授業についていけなくなったらイヤだな、受験や大事なイベントがあるな、家族に小さな赤ちゃんがいる、妊婦がいる、仕事を休んで同僚に迷惑をかけたくない、お客さんに迷惑をかけたくないな、などと思うわけです。

予防方法もいろいろあります。ワクチンにはフルミストという経鼻ワクチンがでてきて選択肢が広がりました。効果は同等だとか、IgG抗体だけでなくIgA抗体も獲得できるので効果が高いかも、でも副作用でインフルエンザと同じ症状がでるらしいとか言われています。まだ使用経験が浅いので、うわさ以上のことは書けません。

ワクチンは重症化予防の意味あいが強く、少なくとも自分が診たこれまでの何百~何千人のインフルエンザ患者では、ワクチン接種者で脳炎・脳症、熱性けいれん、脱水・低栄養はいないか、あっても記憶にないくらいしかいません。インフルエンザ脳症は年間発症数が200人程度あるらしいので、人生が台無しになるくらいなら保険より安いような気もします。

予防の基本はワクチンですが、予防の手段がひとつだけということはなく、手洗い・うがいといったスタンダードプリコーション、早寝早起き・適度な運動・バランスのよい食事といった体調管理、期間は限定的ですがタミフルやリレンザなどの予防内服などもあります。

あとは、漢方の「補中益気湯」も一手だと思います。補中益気湯を1週間飲ませたマウスは自然免疫物質(インターフェロン)の立ち上がりが早くて治りが早かったらしいです。問題はこどもが漢方をのんでくれるかどうかですね。良薬口に苦しなんですけどね。

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