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精密検査について

マンモグラフィ

マンモグラフィは40歳以上の検診で乳癌死亡率減少に関係していることが証明されている有益な検査法です。非浸潤性乳管癌などの早期の乳癌のなかにはマンモグラフィで石灰化としてみられても乳腺エコーでは異常なしというケースもあります。
若い方の厚みのあるしっかりとした乳腺の場合、検査の有用性は劣ると言われており、マンモグラフィ検査は行わないこともあります。

乳腺エコー

要精査の場合、必須の検査になります。マンモグラフィとエコー検査の正診率はともに85‐90%ほど、両者を用いることで95%以上になると言われています。エコー検査の利点は被ばくがないことや簡便で痛みなどがないことです。乳腺エコーで腫瘍が疑われる病変を認めた場合、以下の検査を行うことがあります。

細胞診

注射針を病変に刺して病変の一部を吸引し、とれた細胞を顕微鏡で観察します。もっとも簡便な検査ですが針が細くとれる量が少ないため、良悪性の判断は可能ですが組織の詳細まではわかりません。また診断ができない場合や良悪性の判断に迷う場合は、組織診の追加検査が必要になることもあります。

組織診

①針生検
直径1—1.6mmの針を病変に刺し病変の一部を組織の塊として切り取る検査で、細胞診よりも確実な診断ができます。通常、複数回穿刺して数本の組織を採取します。小さい病変の場合や嚢胞(水のたまった袋)の中にある病変は、うまく採取できない場合があり、状況により吸引式針生検をお勧めする場合があります。

②吸引式針生検
針生検よりやや太い直径2.5㎜程度の針を病変の近くに刺し、自動吸引装置で組織を吸引しながら病変の一部を切り取る検査です。針生検よりも多くの組織を採取することができ、1回の穿刺で複数の検体を採取することができます。

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