授乳中のしこり、受診したほうがいい?――乳腺炎?それとも別の病気?
こんにちは。副院長です。
授乳中に胸のしこりに気づいて、「乳腺炎かな? それとも、まさか……」と不安になったことはありませんか。赤ちゃんのお世話で忙しい時期は、自分のことはつい後回しになりがちです。今日は、授乳中のしこりについて、よくある原因と受診の目安をお話しします。
授乳中のしこりで多いもの
授乳中のしこりの多くは、母乳のうっ滞(うつ乳)や乳腺炎によるものです。母乳が乳腺の中にたまって硬く触れたり、そこに炎症が加わって赤み・熱感・痛みを伴ったりします。そのほか、乳腺のう胞(母乳や液体のたまった袋)や線維腺腫などの良性のしこりが、授乳を機に気づかれることもあります。
一方で、頻度は高くないものの、授乳中に乳がんが見つかることもあります。「授乳中だから大丈夫」とは言い切れないのが、私たち乳腺外科医がお伝えしたいところです。
こんなときは受診してください
- 38℃以上の発熱や、胸の強い赤み・痛みがある(乳腺炎の治療が必要なことがあります)
- 授乳や搾乳をしても、しこりが数日〜1週間たっても小さくならない
- 授乳と関係なく、しこりがだんだん大きくなる
- 乳頭から血の混じった分泌物が出る
- 皮膚のへこみ(えくぼ症状)や乳頭の引きつれがある
授乳中でも検査できます
「授乳中だと検査できないのでは?」とよく聞かれますが、乳腺エコー(超音波検査)は被ばくがなく、授乳への影響もありません。授乳中のしこりの評価はエコーが中心になりますので、安心して受診してください。
当院について
てらもとクリニックの乳腺外科は、女性医師・女性スタッフが担当します。小児科を併設しているため、お子さん連れでの受診も気兼ねなくどうぞ(検査中、スタッフがお子さんを見守ります)。京阪香里園駅西出口から徒歩1分、土曜日も診察しています。
しこりや痛みなど症状のある方は、「乳がん検診」ではなく「乳腺外科の診察」をご予約ください。WEB予約のほか、LINEでのご相談も受け付けています。
