院長が風邪をひいたときに思ったこと
院長です。
風邪をひきました。
発症は6月1日でした。倦怠感と咽頭痛、軽い咳で始まりました。咽頭痛は数日で改善し、1週間くらいして痰が増え、喉元が締め付けられるような30分くらい続く発作的な咳が間欠的にでる時期が1週間ありました。10日目に大量の鼻水が出ました。2週間で全ての症状が突然なくなり治癒しました。
検査はしていませんが、流行状況や症状的にはパラインフルエンザだったと思います。
今年(2026年)の春に「謎の風邪」という話題があり、ヒトメタニューモウイルスではないかとか、単一ウイルスではなく色んな風邪ウイルスによるものだという話になっています。
当院では一部の患者でマルチプレックスPCRをしていて、この春(2026年4~6月)はライノウイルス、アデノウイルス、季節性コロナウイルス、ヒトメタニューモウイルス、パラインフルエンザ、マイコプラズマがまんべんなく検出されていました。特に5月中旬以降はパラインフルエンザが多かったように思います。そしてこれにやられてしまったのだと思います。
いざ自分が風邪をひいて、止まらない咳を体験すると不安が高まって「謎の風邪」と言いたくなる気持ちがわかりました。「ただの風邪でこんなにしんどいなんてことある?」「大きい病気じゃないのか」など、考えれば考えるほど不安になります。
小児科では子どもから「薬が欲しい」と言うことはなく、同伴の大人と治療方針を決定していきます。ときどき「これくらいの咳、鼻水で薬なんていりませんよね?」と言われることもありますが、いざ当事者になるとちょっとした咳、ちょっとした鼻水、ちょっとした咽頭痛もなんとかして欲しいものだなと思いました。
咳1回で2cal消費するらしいですが、咳はかなりの疲労感があります。鼻水・鼻づまりもしゃべる職業としては息継ぎが大変になるし、副鼻腔の圧が高まって頭痛もします。咽頭痛って、理屈で説明できない精神的ダメージないですか?
あらためて風邪のしんどさを実体験しました。医者としてはたまにはこういう経験も悪くないなと思いました。
